私は以前、あるデパートの果物売り場でアルバイトをしていたことがあります。
その果物売り場には、贈答用の高級果物がたくさん置いてあり、その中には驚くような値段の静岡産の高級マスクメロンが桐箱の中に入れられ売られていました。(°0°)

そのメロンは、まん丸い形をしていて、表面には白い網の目状のものが均等に張り巡らされています。それは、果物と言うよりは、なにか芸術品を見ているようでした。
その果物売り場にはカットフルーツコーナーという場所もあり、その中には静岡産の高級マスクメロンも八等分にカットされて販売されていたのです。

さて、私はその果物売り場では野菜を担当していて、朝の8時に出勤していました。(=_=)
その日の朝は、裏にある作業室で、野菜をラッピングしていました。
すると、カットメロンをトレーに載せて、カットフルーツコーナー担当の販売員が作業室に入ってきました。どうやらメロンが売れ残ったようです。

その販売員は「余ったやつだから、これ食べて良いよ!」と言って、あのマスクメロンを私に差し出しました。
驚いて、「エー! 本当に食べて良いの?」と聞くと、「大丈夫だよ~、余ったやつだから」と言います。O(^o^)o
せっかくなので、その上品な黄緑色をしたマスクメロンをおそるおそる手に取りました。

透明なフィルムをはがし、そのままかぶりつくと果肉はきめが細まかくシットリしています。味はしっかりとした甘みを感じるとともに、非常に上品です。また口の中でジュワーッと広がるジューシーさも堪りません。
私は思わず、「んーー! 旨い」と叫んでいました。\(^O^)/
そして、気づいたらマスクメロンは皮だけになっていたのです。
メロンから溢れ出た果汁で私の手はベチャベチャでしたが、マスクメロンを味わえた満足感でそんなことはどうでもいいように思えました。

はじめは値段が高すぎると感じていましたが、食べてみるとその価格にも納得です。
さすがに自分で購入したいとは思いませんが、その味は、どの果物よりも、どの美味しいスイーツよりも間違いなく一番美味しいものでした。(*^O^*)